皆さまこんにちわ\(^o^)/

先日、一本の日傘についてお問い合わせのお電話をいただきました。

ところが、電話に出たスタッフは

「着物ではないので…」

と、お断りしてしまったそうです。

普段から着物や和装品のご相談が中心なので、無理もありません。

しかし後になって、

「もしかしたら、以前ブログでご紹介した日傘の日焼け修復の記事をご覧になって電話をくださったのでは?」

と思い、こちらから改めてご連絡させていただきました。

するとやはり、過去の記事をご覧になってご相談くださったとのこと。

そこで、

「直せるかどうかは分かりませんが、とりあえず見せてください」

ということになりました。

実際に拝見すると、日焼けによる色の変化が見られます。

ただ、この手の修復で難しいのは、

色が濃い方が意外とごまかしやすい

ということ。

今回は色の差がとても微妙。

薄く日焼けした跡がうっすら残っている状態でした。

「これは厄介だな…」

正直そう思いました。

色を足してごまかそうにも、少しでもやり過ぎると逆に目立ってしまいます。

かといって何もしなければ改善しません。

しばらく日傘とにらめっこ。

あれこれ考えながら、

「とりあえず少しだけやってみるか…」

と作業開始。

やっては確認。

離れて見て確認。

また少し作業。

そして確認。

気が付けば、かなりの時間が過ぎていました。

途中で何度も

「やっぱり難しいな」

と思いましたが、少しずつ境界がぼやけ始め、

ようやく

「これならお客様にも喜んでいただけるかもしれない」

と思えるところまで持っていくことができました。

修復という仕事は、

派手に劇的な変化が起きるものばかりではありません。

今回のように、

どこまでやるか。どこで止めるか。

その見極めに一番時間がかかることもあります。

最初はお断りされてしまった日傘でしたが、

結果的にご縁をいただき、修復に携わることができました。

「もう無理かな…」

と思う品でも、案外方法が見つかることがあります。

もちろん何でも直せるわけではありませんが、

お困りの品がありましたら、まずは一度ご相談ください。

私たちも時々、

「これは無理かも…」

と思いながら始めていますので(笑)。

 

 

この度は、しみ抜き工房へご相談いただき誠に有難うございましたm(__)m