しみ抜き工房の着物・帯の丸洗い
「帯を結んだときに、お太鼓がパーンと張る」そんな仕上がりを目指して帯芯を新しくしたい、硬くしたいというご相談は多いです。
ただ、譲り受けた帯やお母様の帯などは、一度ほどいて中を確認すると、帯芯がカビだらけだったというケースも珍しくありません。
当店では、状態の見立てを行いながら、丸洗いと前処理で全体をワントーン綺麗に整え、必要に応じて別加工もご案内します。
しみ抜き工房の丸洗いは、前処理が基本です。
ただ洗って終わりではありません。
どの着物も丸洗い前に必ず以下を部分洗いしてから全体洗いします。
🔶 襟 🔶 袖口 🔶 裾
特に裾は必ず擦って汚れを落とします。
汚れやすい三大ポイントは、裾・襟・袖口です。
前処理をせずに丸洗いだけをすると、逆にそこが目立ってしまうことがあるためです。
「汚れていない」と言われる着物でも行います。着用すれば必ず汚れは付着します。
お客様が気づいていなければ「無いこと」になりやすいのが汚れです。
当店は枚数を見ていますので、汚れている・いないは肉眼でだいたい分かります。
前処理をせずに丸洗いだけしてしまうと、逆に裾や襟、袖口の汚れが目立ってしまうことがあります。だからこそ、受注時の見立てはとても大事だと考えています。
🔷 半襟の付け替えも
当店では新品の半襟付け替えのご提案も致します。ここだけでも印象が全然変わります。
丸洗いで「全体が綺麗になる」からこそ起きること
丸洗いは、全体洗いとして本当に綺麗になります。
特別なシミ抜きをしなくても、洗うだけでワントーン綺麗になることは多いです。
一方で、全体が綺麗になるほど、取れなかったシミが逆に鮮明に見えてしまうことがあります。
洗ったあとに「ここ、取れてない?」と言われやすいのは、この現象が理由です。
シミは別加工になる場合があります
残ったシミをさらに落とすには、内容によって別加工(別料金)になることがあります。
当店では、最初の見立てで、どこがどの程度目立つ可能性があるかも含めて、できるだけ漏れのないようにご説明します。
帯芯のカビ・シミまでチェック
帯芯のカビは、表から分かりにくいことがあります
帯は、表地だけ見ても状態が判断しづらい場合があります。
織物だったり、金糸・銀糸が入っていたりすると、カビが見えにくいこともあります。
もちろん、あからさまにカビが出ている帯もありますが、ほどいて帯芯を見てびっくりすることもあります。
カビが強い帯は臭いがはっきり出ることが多く、臭いで年季を感じる場合もあります。
帯芯にシミがあっても、着用できる場合があります!
帯芯自体がシミだらけでも、中の部材なので、カビさえ落ちれば、そのままお召しになることが可能なケースもあります。
状態を確認し、どこまで整えるのが最適かを一緒に考えます。
🔷 結び
帯も着物も、気持ちよく着られる状態に整えることが大切です。
帯芯の状態確認から、丸洗い、前処理、必要な別加工まで。
状態を見立てたうえで、最適な方法をご案内します。













